拡張現実ARシステム
Trimble SiteVision
現場の未来を視覚化!
屋外型高精度拡張現実システム!

■NETIS登録情報
技術名称:拡張現実技術を利用した3Dモデル現場可視化システム「Trimble SiteVision」
NETIS登録番号:KT-220216-VE NETISページ
ニコントリンブル Trimble SiteVisionは、高性能GNSSアンテナとスマートフォン・タブレットを組み合わせた新しいAR技術(Augmented
Reality System)で構築された、世界で初めての屋外型の高精度複合現実システムです。 このシステムは、単なる可視化ツールに留まらず、現場での高精度な測量作業を強力にサポートします。iPad Pro/iPhone Pro搭載のLiDAR機能で点群計測も行なえます。
デモのご要望、
お問い合わせ等お気軽にご相談ください。

Trimble SiteVisionの主な機能(高精度測量を支える革新技術)
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ニコントリンブル Trimble SiteVisionはGNSSとスマートフォン・タブレットの組合せで、GNSSの位置情報を利用しAR技術(Augmented
Reality System)で構築された「Trimble SiteVision」は、
測量作業にも対応する高精度屋外型複合現実システムです。
Trimble SiteVisionを使用すると、新設の道路や構造物、既存の地下埋設物、完成時の景観などを現実空間に設計空間を360°重ねた状態で、そのイメージをビジュアルに確認することができます。ユーザーは、二次元の各種図面や地形図から、立体設計物を想像する必要はありません。
SiteVisionは、設計変更の現場スタッフへの伝達を始め、検査や生産性の判断、ポイント、ライン、切土/盛土量を含む
現場での迅速な測量・測定を行うためのとても使いやすい3次元ARツールです。


高精度な重ね合わせとGNSS位置精度
3次元データをクラウドから読み込み、拡張世界と現実世界を
高精度に重ね合わせ、現場での確認測量をサポートします。 GNSS位置精度は
水平:10mm+1ppm RMS、鉛直:20mm+1ppm RMSを実現し、測量業務における高い精度要件を満たします 。 GPS, GLONASS, Galileo, QZSSなどの多様な衛星を捕捉可能です 。


LiDARによる点群測量と3Dスキャン
iPad Pro/iPhone Pro搭載のLiDAR機能を使用して点群計測を行うことが可能です。 GNSS(VRS-RTK)で得られた高精度座標位置に基づいて
点群に世界測地系の座標値を持たせるため、測量の専門知識がなくても高精度な三次元点群データを取得できます 。
スキャンした点群データ(.laz)は、すぐにクラウドサービス「Trimble Connect」に同期ができます。
高精度座標・面積計測機能
Trimble SiteVisionでは、
GNSSを使用して簡単に現在地の公共座標値、緯度経度の取得ができます。取得した座標値は1つのCSVファイルとなりTrimble Connect内に作成され、JXLファイルを使用すれば日本測地系の公共座標値も取得可能です。
さらに、
GNSSを用いた面積計測も可能です。3点以上計測する事で面積が計算され、外周の周長も表示されます。計測した面積はAR表示でその場で確認できます。
座標計測


面積計測
モデル配置の柔軟性
Trimble SiteVisionでは、GNSS配置、マーカー配置、手動配置の3つの方法でモデル配置が行なえます。これにより、屋外、屋内問わず高精度なモデル配置が可能です。
特に
測地系の公共座標が付与された3次元設計データは、GNSSを使用することで高精度に現実空間にマッチングさせられます。
GNSS配置
3D図面表示


2D図面表示


マーカー配置
GNSSデータを使用しないでマーカーでモデルの位置合わせをする事も可能です。モデルデータは予めTrimble Connect(クラウド)にアップロードいたします。
データを3D表示させマーカーをモデルに設定を行うとマーカー毎にQRコードの付いたPDFファイルが作成されます。このPDFファイルを印刷して、現地に配置しデバイスで読み込む事でモデルを正しい位置に配置いたします。
Trimble Connect での3D表示

マーカー設置

QRマーカーを読み込みモデル配置


Trimble Connectとのシームレスなデータ連携
取得した点群データや計測データはクラウドベースの「Trimble Connect」にすぐにアップロードでき、現場とオフィス間での効率的なデータ共有が可能です 。
後処理の合成処理や座標変換などの手間を省き、測量データの共有・活用をスムーズにします 。 Trimble Business Center、SketchUP、AutoCADなどのデータともシームレスに連携します。


Trimble Connect (Trimble Reality Capture) で表示した例とTrimble RealWorksで取得した点群ファイルを表示した例となります。
i-Construction対応とNETIS登録
Trimble SiteVisionは、国土交通省が推進する
i-Constructionの理念に合致し、ICT測量・施工管理における3Dモデルの現場活用による生産性向上と施工品質の確保を支援します。
また、NETIS登録(KT-220216-VE)技術として公共工事における活用も推奨されており、信頼性と実用性が高く評価されています。
Trimble SiteVisionは、埋もれた杭の探索をはじめ、道路設計工事の日々の進捗確認などが効率的に行える支援ツールとしてご使用いただけます
。
また、建物建設で設計建物が現場に影響を与えないか、住民立ち合い説明などをスムーズに行うためのツールとしてもご使用いただけます 。 特に測量分野においては、以下のような具体的なシーンでその威力を発揮します。
- 設計データの現場照合と確認測量:
設計図と実際の現場の差異をリアルタイムで確認し、高精度な位置出しや簡易的な確認測量をその場で実施。
- 地下埋設物の可視化と簡易位置測量:
地下に埋もれた管路やケーブルなどをARで表示し、おおよその位置や深さを現場で確認・記録。
- 小規模工事の進捗管理と出来形測量:
工事の進捗状況を3Dモデルと重ね合わせて確認し、簡易的な出来形測量や写真撮影による記録を効率化。 - 住民説明会や関係者との合意形成:
複雑な設計図をARで視覚化し、非専門家にも分かりやすく説明することで、測量結果や施工計画に対する理解と合意を促進します。
戸邊建設株式会社様の導入事例
戸邊建設株式会社様の
「R5中川右岸中川五丁目地先堤防整備工事」では、Trimble SiteVisionを使用して近隣へのご説明や工事の進捗確認をされています。擁壁や道路のモデルを3DのAR表示することで立体的に表現ができ、視覚的にわかりやすく理解できると好評をいただいております。
視察の様子
施工前
江戸川河川事務所長様および職員様の視察では、
「紙図面と比べてわかりやすい」とご感想をいただきました。また、小規模現場での使用でも非常にわかりやすいと評価されています。


施工中
国土技術政策総合研究所 主任研究官様の意見交換・視察では、
「小規模現場での使用でも非常にわかりやすい」とご感想をいただきました。


近隣住民への説明
近隣住民の皆様には、施工後の路面の様子を透過表示で表現し、AR表示を実際にご覧いただきながら完成イメージをご説明していただきました。







停止線・標識位置の確認
警察および関東地方整備局様立ち会いのもと、停止線の位置と標識の位置を確認し、変更についてご検討いただきました。その際、実際の標識が視認できるか、および停止線の位置に立った際に周囲の状況が安全に確認できるかといった点が主に検討されました。




ARで使用した3DモデルとTrimble X7で計測した点群を使用して、Trimble SketchUpにて合成しております。
点群を計測しておくと、AR表示の様に視覚的にご覧いただけますので同様の効果が得られます。
※合成ですが基本的にどちらも座標付ですので、読み込むだけになります。




Trimble SiteVision
旧型サポート動画
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初期設定のサポート動画です。
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